ヨメ的人生論

四国に行ってきた。
関東生まれ関東育ちのくせに、四国大好きなのである。
瀬戸内海の穏やかな感じが好き。
関西弁より少しほのぼのする方言も好き。
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波がない静かな海に小さな島がポコポコある
これぞ瀬戸内海…!

四国には祖父母をはじめとする親戚がいる。
明るく細かいことは気にせず、よく働き、新しいもの好きだ。
高齢になっても好奇心が減らない。すごいことだよなぁ〜

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海がみえるカフェ「風車の丘」にも行った。
なぜかウサギが居た…ハーブぎゅうぎゅうのハーブティー。き、効くぅ

最近思うのは、人生って思ったほど長くないなぁということだ。
今頃気付いた? そう、今更気付いた。
30を過ぎてやっと気付いた。

子供の頃は、家でも学校でも自分たちが中心だ。周りの大人はみんな自分たちのことを気にかけている。
高校〜大学くらいになると、部活学校受験単位サークル恋愛バイト就活卒論etc…いろんな「学生のうちにやること」情報が勝手にじゃんじゃん入ってくる。10代を謳歌するのにみんな忙しいし、みんな必死だ。
就職したあとも、20代のうちは良くも悪くも目立つ存在だ。ある人は若くて可愛いとチヤホヤされる。ある人は頭の回転が早く即戦力として期待される。ユルユルやってると「あいつはー怒」とかなんとか言われながらもフォローしてもらえる。
自由にできるお金が増えるので、学生時代できなかった遊びや自己投資ができる。

そして30代、まわりを見渡す。
働いてるひと働いてないひと
激務のひとマイペースに働くひと
結婚してるひとしてないひと
子供育ててるひと子供いないひと
明るいひと暗いひと
自分のことしか考えてないひと人を助けるひと
若く見えるひと老けてみえるひと
元気なひと亡くなってしまったひと

いつの間にかいろんなパターンが出来ていた。
どのパターンが良いとか悪いとかの話ではなく。
若い頃のような、自分の選択だけでは変えられないいろんな事情や価値観があって、それぞれがそれぞれのパターンの中で暮らしている。

祖父母と話していると、思う。
「この人たちは現代以上にパターンを選ぶ余地の無い中で、育ち、大人になって、良いことも悪いことも経験しているうちに今の年齢になっているんだなぁ」

幸せを感じたり、人生の危機だ!と悩んだりしてる私という人間も、コンコンと流れてる時間の中では、雲から落ちる雨粒のような、その雨水に流される落ち葉のような存在だな と思う。
あら例えが綺麗すぎやしませんか!
無力だし、その時間は想像するより短いような気がする。
これからの時間、ヨメのテーマは何になるのかなー
人生に目的を設定するとしたら…
幸せ?
お金?
健康?
どれも魅力的だけど、雨粒・落ち葉みたいにちっぽけな存在のヨメにはむつかし過ぎる。

ひと言でいうなら、学ぶ かなと思う。
歳上のひとの言葉から学ぶこと
身近な人の振る舞いから学ぶこと
仕事や趣味を通じて学ぶこと
自分の経験したことから学ぶこと

学んだことは死んだらどこにも残らないし持っていけないけど、「あぁ今あたし学んでるんだなぁ」って思いながら暮らせたら最高じゃないかなと思う。

ヨメ、四国で幸福論もとい人生論をまとめる。
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もちろんうどんも食べた。讃岐うどん美味しい!
ぶっかけより、かけでいりこ出汁を飲むのが好き!

昔、中華街の占いおばちゃんに「あなた長生き!90超え確実!」と言われたヨメ、あと50数年の学びの旅である。
みなさんの旅はどんな旅ですか?