部屋から物が無くなっていく話

先月、ゴールデンウィークあたりに突然断捨離に目覚めてから、暇を見つけては部屋にあるものをバシバシ捨てている。

こういうときだけA型気質を発揮して、今日はクローゼット中段、明日はクローゼット上段…というように計画を立ててとにかく判断→捨てるor収納を繰り返した。

夫婦ふたりの1LDK暮らしなので、やる場所と言ってもそんなにない。
45ℓゴミ袋12袋(人知れずひそかに数えていた)を捨てたところで、おおまかな断捨離は終了した…

断捨離やシンプルライフの本やブログを読んでると、捨てることによって運が良くなるとか、物を減らすことで感覚が研ぎ澄まされてゆくみたいなコメントをよくみかけて
まぁ正直そういうのに魅力をまったく感じ無いといっては嘘になるけど、基本的にはそんな宗教みたいな、修行みたいな厳しいのは自分には合わないし。

私を突き動かしたのは、どこかのブログで読んだ「使わないものをずっと持ってることを、物を大事にしてるとは言わない」という言葉だった。
内容はうろ覚えだけど、その人は
「使ってないけど、捨てるのはもったいないから〜とかいつか使うかもしれないから〜とずっと取っておくことは、一見物を大事にしてるようだけど実際は捨ててるのと同じ。たぶん、何年経ってもそれを使うことは無い」
と言い切った。

災害が起きた時や、急に必要になるときがあるかもしれない。
けど、たしかに自分で管理できないほどたくさんの物に囲まれて暮らしてもしょうがない。
しかもうちは都内の狭い1LDK暮らし。

結局わたしが断捨離をして、変化があったのは
・部屋が常時きれいになった
・食費、日用品費が減った
のふたつであった。

使ってないものを大量に処分したのだから部屋がきれいになるのは当たり前だけど、
物が少ないとまぁ掃除がしやすいこと!
それに、大型の収納もそんなに必要なくなったから、自分たちの暮らしの動線に合わせて、置き場所を使いやすく設定できる。
そうすると使った後にしまうということがストレス無くできるので、部屋が散らかるということが減る。

食費、日用品費が減ったのは正直驚きだった。
家にある在庫が頭の中に入っているので、無駄に買ってしまうことが無くなった。
それに、保管場所から溢れるほどストックしても二人暮らしで使い切れないということがわかったので、安いから〜美味しそうだから〜せっかくだから〜と買うことが無くなった。



……ついでに、断捨離によって私の心もスッキリきれいになって、研ぎ澄まされた生活により肌はピカピカ、身体はしなやかに健康になったら文句なしだけど今のところその様子はない。
ブーブー。

でも私はこのたびの断捨離ブームin我が家に満足である。

ほんと、学校とかで「物を大切にしましょう」だけじゃなくて「必要なものを見極めて、身の回りを整理するために物を捨てることは悪いことではありません」って教えたほうがいいぜ、
とエラそうに提言してみる。